ぴーげーらいふ

毎日のささやかな楽しみを綴ります。ゲーム、ボードゲーム、子育て、アウトドアなどなど。

【ボドゲレビュー】ロビンソン漂流記 ~超定番だがおもしろい。ソロ専用ボドゲ~

ステイホームの強い味方。ソロでも出来るボドゲ

コロナ禍でインドアの日が増え、遊びのレパートリーを増やしたくてボドゲにはまっています。ボドゲといえば人生ゲームやUNOのような、みんなで遊ぶものをイメージする方が多いのではないでしょうか?

もちろん多くのボドゲは2人以上で遊ぶものであることは間違いないかと思いますが、一人で遊べるボードゲームも最近は非常に増えてきています。

一人用のボードゲームにはざっくりと以下の2パターンがあります。

  • 1人専用のボードゲーム(2人以上で遊ぶルールは無し)
  • 2人以上で遊ぶのが基本だが1人用ルールもあるゲーム

今回は、前者の1人専用ボードゲームの超定番『ロビンソン漂流記』について書いていきたいと思います。

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ロビンソン漂流記のざっくりとした感想

【難易度】歯ごたえかなりあり。初勝利まで20回以上は負けた気がする

【手軽さ】非常に手軽。準備3分、1ゲーム20分ほど。入手も簡単かつ安い(重要!)

【システム】デッキ圧縮&構築を効率よく進め、最後に海賊船に勝利すればクリア 

以下詳細です。

 

ロビンソン漂流記のストーリー

プレイヤーは孤島で暮らしていたフライデー(原作にも登場するキャラクター)という設定。

ある日転覆した船とともに島にロビンソンが漂着。土足で島に上がり込んできたロビンソンを鍛え上げて、さっさと島から出て行ってもらおう、というシュールなストーリーです。

原作は読んでいないので本家ロビンソンがどの程度すごい奴か知りませんが、ボドゲである本作のロビンソン君はかなりヘタレです。

カードの顔つきを見ればおバカ感がよくわかるかと思います。

いかにもやらかしそうな男が住み慣れた島に侵入してきたら危機感を感じるかもしれません。

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 ロビンソン漂流記のざっくりルール

流れとしてはこんな感じです(雑)。

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プレイ中に悩むポイントは2つあります。

  • ①で2枚引いた災厄カードから1枚を選びますが、どのようなカードを選ぶかが重要になってきます。
    つまり、災厄値が高く勝利は難しいが獲得時の恩恵が大きいカードを選ぶか、災厄値は低く勝利できる可能性は高いが恩恵の小さいカードを選ぶか、といった感じです。
  • ③で戦闘力が災厄値に満たなかった場合、体力を1消費するごとに1枚カードを引くことが出来ます。体力を削ってまで勝利すべきかで悩みます。
    しかし、新たに引いたカードが良いカードかどうかはランダムなので、体力が無駄になる可能性もあります。
    また、戦闘力が災厄値に満たなかった場合、諦めて負けることもできます。
    負けるときは戦闘力と災厄値の差分の体力を失い、失った体力と同じ分だけプレイしたロビンソンのカードを廃棄することが出来ます。
    ここが非常に重要です。わざと負けることで体力を消費しつつデッキを圧縮できるということです。

このような流れで
災厄カードを引く→立ち向かう災厄を選ぶ→勝利or敗北→デッキ構成が変わる
を繰り返します。

詳細は割愛しますが、最後は作り上げたデッキで海賊船に挑み勝利すればプレイヤーの勝ちです。

 

ロビンソン漂流記の感想

はじめは勝利への道筋が見えずうんうん唸りました。

憎たらしい顔とふざけたネーミングのの衰弱カード引いて負けるたびに、ロビンソンへの憎しみが湧いてきます。「こんなまぬけ野郎は島で野垂れ死ねばいいんよ、、」とみたいな気持ちになります。

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しかし、試行錯誤を繰り返すうちに徐々に生き残れるようになってきます。

例えば、

・序盤はどの災厄に立ち向かえば良いのか。

・どのくらい体力を消耗しても(=デッキを圧縮しても)大丈夫なのか。

・どのような効果のカードが有用なのか

といった点を負けるたびに考え直し、繰り返し挑むことになります。

すると徐々に終盤まで生き残れるようになっていき、不思議なことにロビンソンが頼もしく見えるようになります。こちらを馬鹿にしたような顔も徐々にかわいく見えてきます。

そして、一度勝利するとそれまでの苦労が嘘のように勝てるようになります。何度遊んでも、難易度を上げたルールで挑んでも、おおよそ勝利できるようになります。

試行錯誤の中で勝ち筋が見えてきて、「この作戦でやり直せば次は勝てるかもしれない。もう一回!」と何度もチャレンジするのが非常に楽しい作品でした。

 

以下のような方には自信をもってお勧めできるので、お家時間の充実に挑戦してみてはいかがでしょう?

  • デッキ構築が好きな方
  • 一人でサクッとボドゲがしたい方
  • 簡単にクリア出来るゲームよりも、多くの試行錯誤が必要なゲームが好きな方

今後もいろんなソロゲーを紹介していきたいと思います。

ではまた~